ACRIを始めた2年前に比べれば、現在は、Webアクセシビリティに関するJIS規格が制定されるなど、Webアクセシビリティ関連の話題は、一般への認知度が高くなりました。
しかし、それでWebアクセシビリティ関連の研究が役割を終えたわけではなく、より使う人の立場に立ったWeb制作とは何なのかを、これからも考えていき、様々な人々へ、Webアクセシビリティ関連の概念や知識を伝えていく必要があります。
今回の研究会では、現在策定作業中であるWCAG 2.0の翻訳作業をされたアルファサードの野田さんにお越しいただき、その翻訳作業を通じて得られたノウハウについてお話いただきます。
また、Webアクセシビリティ関連の技術は、上記のJIS規格やWCAGといったガイドラインを遵守することに重きが置かれていて、本来目を向けるべき利用者への視点が薄くなっているような部分が見受けられます。
Webアクセシビリティ関連の技術をWebサイトに適用した場合、その効果が大きいのは障碍をお持ちの方かと思われますが、障碍者の方がPCを利用される場合、何に困っておられて、どう対処されているのか、何には対処できていないのかという点が、果たしてどのくらい考慮されているでしょうか。
そこで、今回の研究会では、プロップ・ステーションでネットワーク管理者養成講座で講師をしておられる柳原秀基さんに、その経験を通じて、障碍者の方のPC利用についてお話をいただきます。
最後に、私たちACRIの活動も、様々な方のご支援のおかけで、ある特定の問題を扱うサブプロジェクトを立ち上げることとしました。まず、京都大学 東南アジア研究所 情報処理室の方との共同プロジェクトである、アクセシブルなWebサイト制作の工数削減を目指した「templateプロジェクト」および、Mozilla Firefoxをベースにした、フリーな音声ブラウザの開発を目指す「AAA(トリプルA)プロジェクト」について、ご紹介し、多数の方々のご参加をお待ちしています。
大阪デザイン振興プラザ 交流サロン
WCAG2.0草案の翻訳を読みながら、WCAG1.0との違い、WCAG2.0の方向性について説明します。
プロップステーションのネットワーク管理者養成講座での講師経験を通して分かった、障害分野別の問題点についてお話しします。
以下の2つのサブプロジェクトのご紹介および、 今後の研究会予定についてお話しします。